フレンチブルドック、♀、8歳齢、BW9.4kg
2020.06.17
フレンチブルドック、♀、8歳齢、BW9.4kg
初診2015.01.05
突然右眼の瞬目が出来ず、少し食べにくそうで顎の部位の肌肉が垂れ、口角から涎が漏れ、怒るしぐさもみられる。また鹿の糞のような形状で排便回数も多くみられた。
四診
性格:落ち着かず、興奮しがちである。
眼:眼球の動きは正常と思われるが、涙の量が多くなっている。
皮膚:全体的に乾燥しフケが多く、苔癬化を伴った膿皮症の病変あり。
舌:胖大で口津多い。
脈:実
弁証治法
弁証 気滞血瘀 経絡阻滞 肝風内動
風邪による経絡阻滞、気滞血瘀、気血不足、急躁易怒、便秘から肝風内動が考えられるため、快元(活血化瘀)、通楽(袪風湿通絡)、三仙(潤腸)を処方。経穴は合谷(LI-4)、百会(GV-20)、風池(GB-20)、大椎(GV-14)、攅竹(BL-2)、聴宮(SI-19)を取穴した。
経過
初めは右半側の麻痺、涎が出て首の皮膚(唾液腺部分)が垂れさがり、右眼瞼反射はなく右斜頸もみられ、おやつを与えたとき首をいがめて食べにくそうにしていた。
1~3回目…眼瞼の反射が出てきた。
4~5回目…やや停滞した状態。
6回目以降…3日~1週間に1回の鍼灸治療を継続しながら今まで行ってきた快元のみの処方に加え、通楽(袪風湿通絡)、三仙(潤腸)、潤華(活血補益)を状態により組み合わせることにより状態が改善していった。
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チワワ、♂、11歳齢、BW2.2kg
2020.06.17
チワワ、♂、11歳齢、BW2.2kg
初診2013.10.01
1か月前から右眼の瞬目が出来なくなり、涙が多い。同時に耳、口吻周囲の知覚も右側のみ低下していたが、開口障害はなく摂食は可能であり、左右非対称となるような顔貌ではなかった。
BT、CT、MRI検査は異常なく、ビタミンB1、ステロイドを処方されていたが、反応はみられず、鍼灸治療を目的に来院。
四診
歩様:正常
眼:右眼はやや乾いている
耳:正常
口:歯石沈着
歯茎:軽度炎症あり
皮膚:やや乾燥、フケなし
舌:淡紅
脈:虚
弁証治法
弁証 気血両虚 瘀血阻絡
やや神経質なところがあり、中医学的に寒証、熱証、外感風邪の徴候がないことから気血両虚、瘀血阻絡の病因が考えられ、補益気血から
合谷(LI-4)、曲池(LI-11)、絲竹空(TH-23)、瞳子間(GB-1)、聴宮(SI-19)、風池(GB-20)を取穴。
ビタミンB1製剤を継続しながら、眼の乾燥を防ぐため、ヒアルロン酸の点眼と快元(活血化瘀)を1/2Tで併用した。
経過
4回目…今まで反応がなかった右眼に眼瞼反射が出てきて吻部を触ると嫌がる感覚が出てきた。
6回目…耳介反射も出てきた。眼瞼反射もだいぶ改善してきたがまだ完全ではない。
トイプードル、♂、4歳齢、BW6.2kg
2020.06.17
トイプードル、♂、4歳齢、BW6.2kg
初診 2013.03.17
一昨日自転車とぶつかり顔を挟んだ。他院にてレントゲン検査、血液検査は異常なく、ビタミン剤、抗生剤、点眼、傷の消毒剤を処方されたが、右眼の瞬目が出来ず、右耳が垂れて動かない、下垂、咀嚼困難がみられた。
血液検査
打撲後のため、CPKの上昇はみられたが、1週間後には正常に戻った。その他の異常はみられなかった。
四診
右耳:垂下がっている
右眼:やや涙多い
舌:淡白
脈:平
弁証
血瘀気滞 経絡阻滞
外傷により生じた瘀血が邪気となり、気血瘀阻が生じていると思われる。
病因として右眼の瞬目をはじめ、口が動きにくいこと、耳の痺れなどから瘀血阻絡が考えられる。
取穴治法
気血の潅流(活血化瘀)を図るため、
合谷(LI-4)
曲池(LI-11)
賛竹(BL-2)
絲竹空(TH-23)
翳風(TH-17)
承泣(ST-1)を取穴した。
経気疎通、活血化瘀を考え、鍼灸治療と並行し、快元を併用した。
経過
一週間毎に鍼灸治療を実施。
2回目…少し眼瞼反射が出てきているように思われた。
3回目…先週より更に反応が出てきたが、下眼瞼の反応がまだ弱い感じであった。
4回目…眼を閉じて眠ることが出来るようになった。
5回目…上下眼瞼の動きが良くなってきた。
6回目…前回よりも瞬きの回数が増え、だいぶ正常な動きに戻っている。
動物病院便り テスト投稿1
2020.06.10
動物病院便り テスト投稿1おすすめの商品 テスト投稿1
2020.06.10
おすすめの商品 テスト投稿1H.M様 八尾市在住
2020.06.10
何かあった時はいつもこちらでお世話になっています。以前愛犬の手術をすることになり、初めての手術で不安もありすごく心配でした。でも、先生や看護師の方が何度も詳しく病気や手術の事を説明してくださりました。無事に手術も終わり、今では元気に走り回るようになりました。
いつもいつも親身になって診察して下さるのでとても感謝しています。
D.M様 東大阪市在住
2020.06.10
初めて猫を飼うことになり、避妊手術でどこかいい病院無いかなと探していた時にコチラを見つけました。初めての病院ということで緊張しましたが、予約の電話の時から明るく丁寧な応対で、手術予定の猫についても色々と質問があり、準備した上での受け入れ体制にすごく安心できました。当日も優しく接して頂き、本当に良かったと思いました。
M.M様 八尾市在住
2020.06.10
友人の勧めでこちらの病院にお世話になってます。ささいなことでも嫌な顔せずに話しを聞いて頂き、こちらの不安を取り除いてくれます。スタッフさんたちも動物に優しく接してくださるので、うちの怖がりな猫も噛んだりひっかいたりせずにじっとして診察を受けています。これからもよろしくお願いします。
診療は予約制ですか?
2020.06.10
一般診療は予約優先制ですが春の予防の季節などでは難しい場合もありますのでご了承下さい。午前は11時45分、午後は18時45分で受付が終了いたしますのでご注意して御来院下さい。
ウサギ、ハムスター、鳥の診察はしていますか?
2020.06.10
診療は行っておりますが、状態により専門医をご紹介させていただく場合がございます。混合ワクチンはいつ打てば良いですか?
2020.06.10
仔犬さんは生後6~8週令で1回目、その1ヵ月後に2回目、さらに1ヵ月後に3回目の接種をします。仔猫さんは8週令以上で初回ワクチン接種し、その1ヵ月後に追加接種をしてあげましょう。
夜間ペットの具合が悪くなったらどうしたらいいですか?
2020.06.10
できる限り診させていただいてはおりますが、重病の場合スタッフの揃った夜間救急動物病院をご紹介させていただいております。(大阪府ですと大阪市東成区VR夜間センター、大阪動物ERセンター(大阪市西区南堀江)、北摂夜間救急動物病院など)フィラリアの薬はいつまで飲ませたらよいですか?
2020.06.10
蚊が出始めた頃より投薬を開始し、蚊がいなくなってから1ヵ月後まで飲ませてください。4~5月から12月くらいまで投与することをお勧めしています。年中蚊が見られる地域にお住まいの方、なかなか病院にお越しになるのが難しい方は年中投与をお勧めします。
鍼灸治療は何によいですか?
2020.06.10
消化器疾患、呼吸器疾患、神経疾患などほとんどすべての病気に適応になりますが、状態により不適応になる場合もあります。診察させていただいてからその子に今何ができるのかを見極めてから行います。記事一覧
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治療例
フレンチブルドック、♀、8歳齢、BW9.4kg
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治療例
チワワ、♂、11歳齢、BW2.2kg
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治療例
トイプードル、♂、4歳齢、BW6.2kg
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動物病院便り
動物病院便り テスト投稿1
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患者さまの声
H.M様 八尾市在住
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よくある質問
診療は予約制ですか?
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